12月~1月
中国語の勉強は入社後も続けていていましたが、受験を決意してから真剣にインターネットなどで台湾の大学院受験に関する情報収集を始めました。
大学時代に台湾原住民族について授業で学んだことがあり、大学4年の夏休みには台湾に短期留学した際に実際に彼らと知り合う機会もあって、台湾原住民族について学べる大学院を調べてみました。そして、今回私が入学することに決めた国立台湾師範大学台湾史研究所も含め、4校を受験先に決めました。
私が受験した台湾の大学院4校はすべて書類審査で(うち1校のみ書類審査に加えてスカイプによる面接もあり)、エッセーや研究計画書などの書類はどこでも必須でした。大学院で台湾原住民について学びたいと考えたものの具体的な研究計画はなかったので、インターネットを用い、国会図書館に通いながら研究資料を収集しました。ようやく2015年1月末頃にエッセーの添削を終え、研究テーマの方向も決まりました。
必要書類には英文卒業書、英文成績書、銀行の残高証明書もあり、私の場合は4校受験したので4校分を準備しました。
2月
2月に入って、研究計画書を書き始めました。ところが、どう書いたらよいのかわからず困ってしまい、日本で大学院に通う知人に彼らの研究計画書を見せてもらって、参考にしました。また、卒業後に会社勤めしながら通っていた中国語の語学学校で、台湾人の先生に中国語での研究計画書やエッセーの書き方を教えていただきました。こうして、2月末になんとか研究計画書が完成しました。中国語のエッセーや研究計画書は、語学学校の台湾人の先生のご助力やアドバイスがなかったら書き終えられなかったと思います。準備も整い、2月末には受験する大学院をこの目で見ておこうと、実際に台湾に見学にも行きました。
3月
国立大学の受験申込締め切りは3月中旬のところが多いので、3月に入ってすぐに各校にEMSで書類を送付しました。
4月
書類審査の結果、まず1校から合格通知が届きました。
5月
申し込みをしたうちの1校からはスカイプで面接をするとの連絡があり、5月に面接を実施しました。6人ほどの先生と対話したのですが、緊張もあって、全然うまく回答できませんでした。しかし、結果としては、このスカイプ面談を実施した大学院も含めて、5月中旬に2校、6月に1校から合格通知をいただきました。
その他の準備
大学院にもよりますが、私が調べた範囲では、外国人の場合には筆記試験がなく、書類審査(大学時代の成績、研究計画書、エッセーなど)のみで合否が決まることが多いようです。ただ、面談がある場合に備えて、入社後も続けていた中国語の勉強の延長として、インターネットで台湾の中国語ドラマを見たり、台湾のニュースをチェックしたりはしていました。
受験費用は1校につき手数料込で日本円13000円程度。日本の銀行では台湾ドルは受け付けていないので、私の場合は三菱東京UFJのテレビ窓口から外国送金しました。その際、台湾で銀行手数料が引かれて受験費用額に足りなくなることが心配だったので、銀行手数料をこちらで負担することにしたうえで、念のため手数料分を含めて多めに送金しました。
私の中国語力は、大学卒業時にHSK4級、社会人になってからHSK5級を取得した程度です。大学院によっては、受験資格にHSKやTOEICの一定以上の点数を要求しているところもあります。普段から勉強しておくことの大切さを感じました。
私の場合、いまのところ中国語の会話も下手の横好きで、決して流暢に話せるわけではありません。台湾に留学してから苦労するだろうということは、今から覚悟しています。むしろ、これからが本当のスタートなので、頑張って無事に修了することをめざしたいと思っています。
参考にしたウェブサイト
大学検索サイト
実際に大学院に通っていた方のブログ
台湾師範大学日本人向けサイト
台湾師範大学受験申請サイト